介護保険―地域格差を考える (岩波新書)
こんなの見つけましたよ!!
介護保険―地域格差を考える (岩波新書)
中井 清美
定価: ¥ 735
販売価格: ¥ 735
人気ランキング: 91796位
おすすめ度:
発売日: 2003-01
発売元: 岩波書店
発送可能時期: 通常3~5週間以内に発送
自分の住む市町村では?
介護サービスでは、市町村が保険料徴収から要介護・事業者認定まで
行うため、その取組みに応じて地域格差が生じます。
更に、介護サービスを提供する人材の質によっても差ができてしまう。
このため、まずは自分の住む市町村の状況を確認したくなります。
なお、本書では、介護保険制度が始まった2000年前後の状況・アンケートに
基くためデータは最新ではありませんが考え方は現在も通用します。
こういう本が出てしまう出版状況とは?
別に岩波ブランドが「無条件で信頼に値する」とは思わない。が、新聞
のルポ程度のものが「新書」になってしまう状況には危機感を覚える。
データは少ない。特に新しい情報があるわけでもない。
しかし、それでも本になってしまう。(というか、無理やり本にした?)なぜだ?!
少なくとも本当に介護保険について知りたい人にはお勧めできないと
思う。イライラしたくなかったら、他の本を当たりましょう。
きちんとしたデータが欲しい
主に介護保険の地域格差について取り上げた本。各自治体での独自の取り組みの紹介などはよいのですが、「地域格差」というものを分析するには統計的な裏付けが足りないと思います。例えば、この本でも少し紹介されているのですが、地域の高齢化率と介護認定の関係、自治体の財政状況と介護認定の関係などのついてきちんとしたデータを示せば、かなり説得力のある本になったと思います。この本は悪い本ではないですが、新聞のルポのレベルですね。